2．高品質のヘナが持つ秘密

自然が与えてくれた安全なトリートメントのヘナは、インドの伝承医学アーユルヴェーダで遥か昔から使用されてきた伝統的なハーブです。

「ヘナ」とは、エジプトやインドなどに生息している指甲花（シコウカ）という植物(ミソハギ科の一種)を乾燥させたものです。インドでは古来より、アーユルヴェーダの考えのもと、植物染毛剤・薬剤・防腐剤など、人々の体を守る薬草として長年親しまれてきました。

ヘナは熱帯地方特有のミソハギ科である低木で、イランやパキスタンなどの西南アジアから北アフリカまで自生している植物です。ヘナの栽培は土壌や水、気候によって性質がわずかに異なるという特徴があるため、産地によって品質が変わってきます。そんなヘナは、インドのラジャスタン州ソジャット地区がヘナを栽培するのに最高の条件を満たしています。
鮮度のいい葉肉だけの添加物を一切加えていないものが高品質のヘナとなるのです。

美と富の女神として愛されてきた、ヒンドゥー教の女神ラクシュミーがヘナを好んでいたことから、幸運を運ぶ植物として信じられています。そんなインドでは結婚式を控えた花嫁に、メンディという儀式を行います。メンディとはヒンドゥー語で、「ヘナで肌に模様を描く」という意味があり、幸せな結婚生活を送るためのシンボルとして美しい模様を染める習慣です。

白髪染めやカラー、トリートメントなどヘナを使うことで、様々なヘアケアができます。また、天然成分100%のヘナはダメージがなく低刺激なので、素手で塗布することができるため、アレルギー体質の方でも安心して使うことができます。さらに、頭皮環境を整え、髪にコシが出て丈夫になるということもヘナの魅力の一つです。

今では美容室で髪を染めたり、トリートメントをしたりすることができますが、ヘナは自宅にいながら自分で手軽にできるものとしておすすめです。